MacBLE利用方法
通常の場合、リアルのキューブに接続して動作確認するためにはアプリをビルドする必要が有り、動作確認に時間が掛かります。 MacOS 用の BLE プラグインを利用する事で、アプリをビルドせずに Unity Editor からリアルのキューブに直接接続する事が可能になり、手軽に動作確認が出来ます。
ここでは Mac 上の Unity Editor からリアルのキューブに接続する方法を解説します。
目次
動作確認済み環境
以下の環境で動作確認しています。必ずしも合わせる必要はありませんが、自分の環境でうまく行かない場合は参考にしてください。
ツール・ソフトウェア | 確認バージョン | 推奨バージョン |
---|---|---|
OS | macOS 13.4.1 | macOS 11 以上 |
Unity | 2022.3.44f1 | 2022.3 以上 |
デバイス | MacBook Pro 2017 | N/A |
導入方法
事前作業として、画面の左上にあるAppleメニューから「この Mac について」をクリックし、OSバージョンを確認してください。
確認したOSバージョンが 10.x 11.x 12.x の場合は、ビルド済みのbundleファイルをダウンロードする方法を参考に作業を進めてください。 それら以外のOSバージョンの場合は、自分のPCでbundleファイルをビルドする方法を参考に作業を進めてください。
macOSのセキュリティ設定でBluetoothの許可リストにUnityが入っていない場合は設定してください。(参考:macOSユーザガイド)
ビルド済みのbundleファイルをダウンロードする方法
1. bundleファイル のダウンロード
toio/ble-plugin-unity/Releases を開き、事前作業で確認したOSバージョンが 10.x の場合はbleplugin_10.bundle.zip
を、11.x または 12.x の場合はbleplugin_11.bundle.zip
をクリックしてダウンロードします。
本SDKが v1.5.1 時点では、toio/ble-plugin-unity v1.0.0 リリースを対象にしています。
2. bundleファイル をUnityプロジェクトにドラッグ&ドロップ
Unityプロジェクトを開き、Assets > ble-plugin-unity > Plugins
までフォルダを移動します。
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、bundleファイルをUnityウィンドウへ直接ドラッグ&ドロップします。
自分のPCでbundleファイルをビルドする方法
1. Xcodeプロジェクト のダウンロード
toio/ble-plugin-unity を開き、【Code】>【Download ZIP】の順でクリックしてリポジトリをダウンロードします。
2. bundleファイル のビルド
ダウンロードしたzipファイルを解凍して、bleplugin_projects/macOS/bleplugin/bleplugin.xcodeproj
にあるXcodeプロジェクトファイルを開きます。プロジェクト設定画面を開き、TARGETSリストにある【bleplugin】をクリック後に【Build Settings】タブをクリックし、Deployment 設定を開きます。
Deployment 設定内にある macOS Deployment Target の右列にある【macOS (バージョン値)】をクリックして、事前作業で確認したOSバージョンを選択してください。
上記作業が完了したら、Xcodeの左上にある再生ボタン(:arrow_forward:)をクリックしてビルドを開始し、ビルドが完了するまで待ちます。
3. bundleファイル をUnityプロジェクトにドラッグ&ドロップ
Unityプロジェクトを開き、Assets > ble-plugin-unity > Plugins
までフォルダを移動します。
ビルドで生成されたbundleファイルをXcodeウィンドウからUnityウィンドウへ直接ドラッグ&ドロップします。
使い方
Cubeの接続設定 をご参照ください。
手軽に動作確認したい場合は、サンプルプロジェクトの Sample_ConnectType を動かしてみてください。
もしビルド済みのbundleファイルをダウンロードする方法に従ってもうまく動作しなかった場合は、自分のPCでbundleファイルをビルドする方法を試してください。